宮城純子(作曲・編曲・演奏・プロデュース)が、自分自身が後世に残したいと思う音楽家の作品をリリースするために立ち上げたレーベル。
今回も収録されている渡嘉敷祐一主宰の「コードレスナイト」ライブに足を運んでその演奏に魅了される。2018夏、大久保のBoozy Muse で行われた「コードありナイト」の演奏を聴くにおよんでピアノはもう調律が必要な状態などの悪条件にもかかわらず、すっかりノックアウトされ、今録音しなければ今聴いているこの演奏は再現不可能になる、ここは自分の最後の仕事になるかもしれないと、形に残すことを決意。なのでコンセプトは60歳以上のプレーヤー限定(w)。捨てるのではなく残していく、断捨離とは意を異にする、やりきるという新しい形の終活。
1977年「The Square」(現在、T-SQUARE)のキーボーディストとしてメジャーデビュー。1988年から東京音楽大学の映画・放送・音楽コースの客員教授として、若手ミュージシャンの育成も務める。1992年にリーダーバンド「姫の乱心」のファーストアルバム『NO EXIT』、1998年にはボーカリスト小川美潮とユニット「Secret Book」を結成し『夢が眠る場所』をリリース。2002年童話の読み聞かせと音楽のレーベル「アルルカン」を立ち上げ、『声ものがたり』シリーズ全21タイトルをプロデュース。2003年にはソロアルバム『Piano in Wonderland』をリリース。
2020年自身の集大成として終活レーベル「Genuine」を立ち上げた。
The Square 『Lucky Summer Lady』
姫の乱心 『No Exit』
Secret Book 『夢が眠る場所』
宮城純子 『Piano in Wonderland』